こもりく-komoriku-

いわき妖怪図絵

福島県、いわき市にまるわる妖怪絵。ゆくゆくは、浜通り地方、福島県内と範囲を広げられたらと。

目次

#003 小豆とぎ

 

親の言うことをきかない、泣き出したら止まらない、いたずらは人一倍。
そんな子が月明りの夜、流し場のほうから小豆をとぐようなザクッザクッという音を聞く。
そうっと障子の破れた穴からのぞいて見ると、
そこには口が耳までさけ、真赤なベロをペロリペロリ出してこちらをにらんでいる化け物が。
「マモンケイ、泣く者喰いたいなァ、悪者喰いたいなァ」
それからはその子はとてもよい子になったと。

参考文献:たびとの民話
今回はポケモンのピカチュウや、妖怪ウオッチのジバニャンといった、
かわいらしい、アイドル妖怪のイメージで描いてみました(^_^;)

#002 大人(オオヒト・ダイジン)

 

いわきから双葉にかけてあったと言われる巨人の足跡。
『磐城北神谷の話』には、湿田、凹地、池沼など8ヵ所が紹介されています。
ものによりますが、1反歩ほどの大きさがあったとか。
柳田國男は日本各地から集めた「ダイダラボッチ」巨人伝説を考察。
いわきにもその跡が。

参考文献:『磐城北神谷の話(高木誠一)』『いわきの伝説ノート(夏井芳徳)』
今回は『いわきの伝説ノート』にある夏井先生の、
「身長2000m」、「一歩の歩幅600メートル」、
「湯の岳や三森山に腰を掛け、二ツ沼に足を踏ん張り、太平洋の水で顔を洗った」という
心躍る表現にイメージを喚起され作画しました。それよりデカ過ぎかな(^_^;)

#001 赤いイノシシ

 

閼伽井嶽にいたとされる荒ぶる赤毛の猪たち。
中でも一頭の巨大な猪は狩人達を怖れさせた。
石城イワキノクニ国造、建許呂命が一の矢を放つとイノシシの脇腹に突き刺さった。
二ツ箭山の麓で二の矢を放ち、イノシシはついに射止められる。

一応脇腹に矢が刺さってますw 赤いイノシシを描くにあたって、閼伽井嶽に登りました。
水石山からも閼伽井嶽を眺めて。本当は二ツ箭山にも登ってから描こうと思っていたのですが、
雪が確実に消えるまで登るのはとり止めました。
いわき妖怪と題してはいますが、いずれ浜通りのお話や福島県内のお話からも描ければと思っています。
絵や文に不備があるとは思いますが、今後精進していきます。